オール電化は二酸化炭素が増える仕組み

[ 2008年10月 8日 ]

 先日、ある図書館で「地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか」という本を手に取った。

 パラパラめくると「オール電化」は二酸化炭素が増える仕組み・・・うふ!!!

 ちまたでは、オール電化にすると「地球環境に優しい」という宣伝がなされていますが、この本ではまったくのウソであると断じています。

 省エネということで、暖房温度を下げろ!電気はこまめに消せ!などというものの、オール電化というかかえこみを同時に行う自己矛盾に満ちた電力会社。

 「オール電化にした場合、夜間の1kwhあたりの二酸化炭素の排出量は2倍に増えます。なぜなら夜間の原子力は、現段階で既に100%が利用されているので、夜間にさらに電気需要を増やすとしたら、火力発電の発電量を増やすしかないからです。」(田中 優著 地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるかより。)

 そこで、北陸電力や環境省のHPより、それぞれの排出係数を調べ、同じ湯量を使った場合の排出量を調べてみました。

 結果は、電化についてはかなり甘めの計算でしたが、電力会社の主張は全くのウソであることが判明しました。

 詳細は、また報告しますが、とりいそぎ排出量の結果を言うと・・・、

 高効率ガス給湯器エコジョーズを100とすると
 エコキュート COP3.0の場合   102 でガスと変わらず
 エコキュート COP1.9の場合   145 
 
 広島大学の村川三郎教授グループによる調査結果の実績値は、COP3.0のエコキュートで年間平均COP1.9と発表されている。

 電気温水器で、   307
 従来型石油給湯器で、132
 従来型ガス給湯器で、132

 という結果となった。

 計算方法については、慎重な検討が必要なので、後日改めて公表しますが、
 少なくとも、オール電化は地球に優しくないばかりではなく、ますます二酸化炭素を排 出する仕組みであることは、まちがいありません。

 調べてみると、NPO団体などでかなり調査が進んでいるようです。

 

NPO 地球環境と大気汚染を考える全国市民会議 http://www.bnet.jp/casa/index1.htm

  環境面からみたオール電化問題に関する提言 中間報告

   http://www.bnet.jp/casa/teigen/paper/061107all_denka_chukan.pdf

 

NPO 気候ネットワーク http://www.kikonet.org/

   オール電化住宅は地協温暖化防止に寄与するのか 

   http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2006-08-23.